【サバデイ】奥村vsイルファーン編

SURVIVAL DAYS〜日本国再生記〜

略称:サバデイ


公開済みの話をおさらいするように、奥村vsイルファーン戦の数話分をご紹介させていただきます。


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DAY17…奥村北極探索隊

突如現れた敵を蹴散らせと命令された。バビロンが発生させた穴に吸い込まれ、散り散りに飛ばされた一人、奥村英雄(おくむら ひでお)もその先で敵と対峙することとなった。

DAY18…女子パワー

奥村と同じ場所へ飛ばされた仲間達も合流し始めようとしている。が、理不尽かつ危険な女性たちに手を焼いていた……?

DAY19…博打

仲間の一人が敵を翻弄して時間を稼いでいる間、奥村は一か八か賭けの作戦を思いつく。そしてやっと仲間が全員揃った。

DAY20…"燃男 (ファイア・メン)"

仲間の能力で、味方もろとも敵を火山口へ。そこで奥村は思いもよらぬ行動に出た。最終決戦が始まる。

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以上、奥村vsイルファーン編のご紹介でした。

イラストは一部抜粋で載せています。

全体像は是非、本編と一緒にご覧くださいm(__)m

DAY 17 奥村北極探索隊

目の前がスゲーことになってる。 大量の水がスゲー勢いで落ちてきて、その勢いが止まる気配はねぇ。音がデカすぎて鼓膜が破けそうだ。 見渡すの真っ白。 初めて見る景色だが、ここはどこなんだ? ちらほら粉みたいなのも降ってやがる。 「おい、チビスケ!」 俺は奥村英雄ってんだ。 アイツは俺がここに飛ばされてくる前からいるみてぇなんだが、 「…」 「おい!」 「…」 さっきから何度も呼びかけてはいるが、そいつから返事はない。俺から五十メートルくらい離れた岩場の端に丸くなって座り込んでいる。 髪は島で最初に会ったあの坊主と似たような色で、頭に袋を被ってやがる。そのせいで顔はよく見えねぇが、背は金髪っ娘よりも小せぇ。しかも、こっちのが餓鬼っぽい。 「お前さ、名前何だっけ?」 水の音で聞こえづれぇのかと思って近づいても、 「…」 また離される。 「おい、ちょっとは喋って…」 気づくと、また遠くの方へ。背を丸めて座っている。 「待てって! 名前聞いてるだけだろが!」 追いかけると、今度は走りだした。 「こ…わ…」 「何だよ…! 聞こえねぇ」 声小せぇし、意外に足速ぇし、なんだコイツ? 「何で逃げんだよ!」 悪いが、本気出すぜぇ…こんなの、いつまでもやってらんねぇよ。 「いい加減にしやがれ、チビスケ!!」 「いや…だ!」 「クソが…届かねぇ」 足が重い。 「あのなぁ…あんま行きすぎっと」 「キャッ」 「ほらな、人の話は聞けっての!」 いきなり姿が見えなくなってビビったが、地面の白いので滑っただけらしい。 「いった~い」 急いで駆け寄ると、仰向けで呻いていやがった。 「…ったく、崖から落ちたと思ってビビったじゃねぇか」 「だって、小鳥お喋り得意じゃないのに…いきなり近づいてくるおじさんが悪いです」 「俺のせいかよ!」 「大声…出さないでください」 出してねぇって。 途方に暮れながら、手だけは貸してやる。 「立てるか? チビスケ」 「私の…名前は『小鳥』です」 「じゃあ、最初からそう言えよ…足治ったばっかなのに走らせんな!」 「顔…怖い」 「怒ってねぇよ、こういう面だっての…分かったら他の仲間探すぞ、小鳥」 「…はい」 コイツとの出会いは最悪だった。 正直、俺が一番苦手な感じの奴だ。餓鬼ってのは、よく解からねぇ。 ホント歩きづれぇ。体力が持ってかれる一方だ。何なんだよ、このさっきから降ってる

脳ミソここに置いてきましたが、何か(@_@)?

Satsuki's storehouse

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